電力設備向け 検査装置用制御ボード

センサーの検査装置に組み込まれる制御ボードを開発した事例です。電流と電圧を測定し、その測定値を記録・判定を行うボードであり、お客様にご要望をヒアリングした後、下記の仕様にて検討しました。

【測定入力信号・測定項目】
測定入力信号：電流信号、電圧信号
測定項目：第一波電流波高値、第一波電荷量、第二波目以降電荷量、総電荷量、振動周波数、放電電圧
制御入力信号：操作スイッチ信号（フォトアイソレーションＩＦ）
出力：SIG制御出力信号（フォトアイソレーションＩＦ）、DISP表示出力信号（フォトアイソレーションＩＦ）、USBインターフェース（規格USB2.0）

当制御ボードでは、電流・電圧信号入力用の２系統を装備しています。また、測定信号をバッファアンプ、ハイパスフィルタを介しA/D変換します。

FPGAにより、電流・電圧信号のA/D変換制御、フラシュメモリアクセス、RTC制御、UART通信に加えて、これらのデータ処理、さらに各制御信号の入出力を実現しています。

また、シリアル通信-USB変換デバイス実装することで、外部機器制御用信号制御、取得した電流・電圧波形のサンプルデータの平均化処理、測定開始から最大9回まで自動的に繰り返し実行するためのインターバルタイマ、プリトリガ制御、データ記録用メモリとその制御、書込み完了用Full表示、Full表示用の出力信号の制御、回路基板システムエラー処理を実現しています。

組み込みシステム・IoT機器開発.comを運営する山勝電子工業では、基板設計、回路設計から部品調達・実装までハードウェア領域に一貫して対応しております。また、ハードのみならず、ソフトウェアの領域にも対応可能です。組み込みボードの委託先にお困りの皆様は、是非お気軽にご相談ください。