システム・IoT機器開発実績
ブレーキ検知システム
システム分類 | データ転送、監視システム |
業界 | 鉄道 |
対応した領域 | 回路・基板設計、組み込みボード設計、CPUファームウェア設計、機構設計、ソフトウェア開発、筐体製造 |
お客様の要望・課題
鉄道車両は電化されていない路線も多くあり、基本的に停車時のブレーキは手作業でON-OFFしています。仮に、発車時にブレーキの解除を行わず、そのまま発車するとカーブなどで脱線事故が起きる可能性があります。そこで、お客様よりブレーキが解除されているかを自動的に検知できるユニットを設計・製作してほしいとご要望いただきました。
今回は、以下の点を評価頂き、当社を選定頂きました。
①鉄道等、インフラ関係におけるシステム開発実績を多数もち、要望に基づくコンサルティング・企画が可能である点
②他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、仕様変更といった柔軟性を評価頂いた点
③他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、システム開発コストの低減を実現した点
開発したシステム・IoT
当社にて設計・製造したブレーキ検知システムが上画像の通りです。
検知方式はロードセルを使って手ブレーキのON-OFFを判定する方式としています。具体的には、センサのアナログ信号をデジタル化し、CPUで演算処理した結果を、通信モジュールでLTE-M回線によりサーバーにデータを送る方式としました。
駆動方式はバッテリー駆動で5年間の運用を想定しましたので、マイコンの消費電力を押さえるためスリープモード方式のプログラムを開発しました。また、今回のシステムでは、組み込み基板の設計、基板に搭載されたマイコンのファームウエア開発、ロードセルセンシングのためのメカ機構設計、筐体設計、クラウドサーバソフト開発と幅広い分野にわたり、全てを自社にて一貫して対応しています。
組み込みシステム・IoT機器開発.comを運営する山勝電子工業では、IoT機器・組み込みシステムの開発実績があります。お困りの案件がありましたら、お気軽にご相談ください。