システム・IoT機器開発実績

社会実験プロジェクト参画事例

システム分類監視、データ転送システム
業界鉄道
対応した領域ラズベリーパイソフトウェア開発、筐体設計・製造

お客様の要望・課題

現在、幅広い業界で、お客様へのサービス向上のため自走式のロボットが普及してきています。そこで、鉄道関連のサービスの一環としてタッチパネル式のPCを自走式ロボットに搭載し、お客様にこれを使っていただくことで情報提供を行う、またレーザセンサなどいくつかのセンサデバイスを搭載し、ロボットの自走時にデータを収集しこれをネットワークを通じでサーバーに転送する実験用サービスロボットの開発に参画しました。

今回は、以下の点を評価頂き、当社を選定頂きました。
①鉄道等、インフラ関係におけるシステム開発実績を多数もち、要望に基づくコンサルティング・企画が可能である点
②他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、仕様変更といった柔軟性を評価頂いた点
③他の案件をご依頼いただいた際、大手企業と比較して、システム開発コストの低減を実現した点

開発したシステム・IoT

システム全体図

このプロジェクトの中で当社は大きく分けてレーザーポールと駅サービスロボットの2つの業務を担当しました。

レーザポールについては、中に3次元リアルタイム測定(LiDAR)と呼ばれる水平スキャン型レーザセンサーが搭載されています。このセンサにて、駅の乗降客の流れをスキャンすることで、駅の混み具合のモニタや人の流れが滞留するところなどをLANによりデータをサーバーに吸い上げて、解析することを実現したシステムです。

なお、搬送ロボットについての計測制御用システム設計では、電源がバッテリー駆動であることからDC/DC変換電源などの動力計の設計製作と、各種機器選定やデータ収集のためのラズベリーパイソフトウエア開発を行いました。このケースでは実験用で1台だったため、計測制御基板は作成せず、ラズベリーパイにI/Oモジュールを追加したり、ラズベリーパイが有するwifiを活用してデータ転送を行いました。ラズベリーパイを使うことで低価格、短納期でシステム開発を行う事ができました。なお、ロボット本体は専門メーカが担当しそのロボットの上部に弊社が担当した機器類を搭載しました。

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